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「ほめる」教育は危険。子どもや部下との接し方にお悩みの方は必見

こんにちは、こんばんは、おはようございます!チャオ酢です。

鼻メガネです。今回は「ほめる」教育について考えましょう。

若者や子どもとの接し方において、少なくとも2010年代からは「ほめる」教育がキーワードになっています。

「ほめる」信者が主張していることをまとめると、たいてい以下の通りかと思います。

  • 厳しくしつけてはいけない。子どもは「ほめて」育てるべき。
  • 本人の個性・自主性を尊重しながら、自発的な成長を促すことが正しい。
  • 海外(欧米)の子育てはこの手法を取っており、日本よりも進んでいる。

子どもが一人で街を歩くことを危険と考えなければいけない社会を作った国の教育方針がなぜ良いと思えるのかは疑問ですが、とにかく欧米は正しいそうです。

・・・「ほめる」教育を単純に信頼するのは危険なんじゃないのか?

「ほめる」教育とは逆に、「ほめない」教育を提唱しているのが、心理学者アルフレッド・アドラーです。

アドラーの心理学を元に、「ほめる」教育の危険性を説明したいと思います。

 

アドラー心理学とは

子どもの教育

ルフレッド・アドラーは、1870年にオーストリアで生まれた心理学者です。

人間性心理学の源流」と呼ばれ、多くの心理学者に影響を与えています。

アドラー心理学は、対人関係を円滑にするための考え方や方法論について言及していることが多く、主に子どもの教育分野で後継者たちが著作を出しています。

そんな彼が提唱する「ほめない」教育が、日本でも広がってきています。

 

 

「ほめる」の中にある心理

サッカー選手

あなたは、プロサッカー選手に対して「サッカーが上手だね」とほめられますか?

ほとんどの方はほめないと思います。

つまり、「ほめる」という行為は上下関係が前提となっており、相手をほめるということは「相手を下に見ている」というメッセージでもあるんです。

プロサッカー選手が華麗なゴールを決めたら、「よくやった!偉いぞ!」ではなく、「さすが、○○選手!ナイスシュート!」ですよね。

しかし、相手がプロサッカー選手だったとしても「よくやった!」と言えるシーンがあります。

それは、ジャイアントキリング

つまり、弱い者が強い者を倒す番狂わせが起こったシーンです。

この前提にあるのは、「(まさか○○がゴールを決めると期待していなかったけど、)よくやった!」という心理です。

まとめると、「ほめる」という行為は、「相手を下に見ていて」「できると期待していなかった」時に起こる行為であり、これを教育の場で行うことは適切なのか?

少し考える必要がありそうです。

 

 

小さなお子様には「ほめる」は有効

小さい子 ほめる

ただし、小さなお子様相手だと適切です。

彼らは成長過程にあるので、特に自意識が育っていない幼少期では有効です。

親が子どもに「ほめる」ことで導いてあげる必要があります。

しかし、思春期を過ぎたあたりからは、一人前の人間としての自意識が備わり、「ほめる」ことに対して反発を覚えるようになり始めます。

敏感な子だと、自分をコントロールしようとしていると感じるかもしれません。

人が人をコントロールしようとすると、信頼関係が崩れます

これが親でもない、先輩と後輩、上司と部下の場合はどうでしょうか。

信頼関係がなければ、影響を与えることは不可能であり教育なんて夢のまた夢です。

 

 

ビジネスの世界でも「ほめる」教育

上司と部下

最近ではビジネスの場でも新入社員への接し方を意図的に「ほめる」方針に舵を切っている企業も増えています。

そこでは新入社員が入社する頃になると、管理職に対して下記のような指令が下ります。

  • 今の若者はあなたたちとは考え方が全く違う。(ゆとり教育の影響)
  • 気に入らないことがあるとすぐに辞めてしまう。とにかく、ほめろ。

1つ目のような考え方はどの時代にもありますが、2つ目は最近になってよく言われていることです。

人手不足が課題となっている現代では、若手社員をほめて育てる風潮が強くなってきています。

しかし、そこにあるのは口先だけのもので、実際に社員と向き合っているわけではありません。(だから、結局見透かされちゃってるんですよね。)

 

 

あなたがやるべきは「勇気付け」

「相手をこうしたい」という気持ちは自分で思っているよりも伝わってしまいます。

教育に必要なのは、相手を自分と対等な人間として尊重し、上からではなく、横から声を掛けることです。

つまり、やるべきは「ほめる」ではなく「勇気付け」です。

「ほめる」と「勇気付け」って、同じじゃないの?何が違うの?。

勇気付けとは、「相手を自分自身の力で課題を解決できるように励まし、サポートすること」です。

「ほめる」は自分視点で相手を評価するのに対し、「勇気付け」は相手の貢献に対してポジティブな感想を伝えることです。

相手が何かしら良い成果を出した場合、この2つに差はあまりないかもしれません。

差が出るのは、良い成果が出なかった時です。

勇気付けは「この資料は、相手に伝わりやすいように色々工夫しているね。」というような、成果でなくプロセスを拾い上げることができます。

プロセスについて言及した言葉には、相手は「コントロールしようとしている」ではなく、「自分を理解してくれている」と感じやすいと言われています。

こういう言葉は、相手に自分の力で課題に立ち向かう勇気を与えます。

まさしく「勇気付け」です。

 

 

より詳しく知りたい方はこちら

あなたの教育行為は、相手にどのように伝わっているでしょうか。

一番は「どういう心持ちで接しているか」ですが、伝える手段も勉強しておくとなお良いと思います。

今回お話しした話をより詳しく解説した本がありますので、ご紹介します。


アドラーに学ぶ部下育成の心理学

教育に正解はないと思いますが、この記事を読んで、もし「勇気付け」に興味を持たれた方は是非ご一読ください。

 

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